研究紹介

研究領域 5機能性高分子

エラストマー材料開発における理論的な理解を深化させ、革新的な設計指針の獲得に取り組みます。

概要

低燃費タイヤは、環境問題への意識の高まりやCASE*到来などの社会の変容によって、かつてない性能が求められており、これを実現するエラストマー材料が望まれています。

JSRは、低燃費タイヤの性能向上に貢献するため、長年にわたって培ってきた高分子設計技術と分子論的理解をベースに、高い環境性能を実現するエラストマー材料の開発を行ってきました。持ち前のマテリアルテクノロジーとグローバルネットワークを通じて得られた最新の技術を織り込んだ、優れた材料・素材をエラストマー分野に提供しています。

ゴム材料の引張試験イメージと、粗視化分子動力学シミュレーションによるゴム材料モデルの一軸伸長の例 (架橋点:赤色の球、架橋された高分子鎖:白色の紐)

JSR・東京大学協創拠点CURIEでは、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻の深い学術知とJSRのエラストマー分野の事業経験知を融合し、高分子物理や計算機科学の応用を通じてエラストマー材料開発における理論的な理解を深化させ、革新的な材料設計指針の獲得に取り組みます。

そのための有力な手段のひとつとして、JSRが積極的にエラストマー材料の開発に取り入れている粗視化シミュレーション技術の、さらなる躍進を目指します。

*CASE:「Connected」、「Autonomous」、「Shared & Services」、「Electric」の頭文字をとった次世代の自動車像のこと。